「 レヴィ=ストロースが“発見”した親族の基本構造は、まさに現代数学の「群論」そのものであった。
それは20世紀の構造主義が、ヨーロッパの正統の流れを、
すなわち古代ギリシアにおける思弁と数学の幸福な結合を、現代に“再発見”したことを意味した。
そこから見えてくるものは何か。
プラトンのイデア数、ライプニッツの予定調和説、カントの認識論、
ヘーゲルの解析学/歴史観、ニーチェやオルテガの遠近法主義、フッサールの現象学、
さらに、中国周代の易に見る二進法、孟子における階級と関数概念など、
精緻な数学的アプローチと該博な知見から生みだされた、ユニークな比較思想史的論考。

著者略歴

山下正男

1931年、京都市生まれ。京都大学文学部哲学科卒業。
同大学人文科学研究所教授を経て名誉教授。
専攻課題は論理と数理の比較思想史的研究  」





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